クリニックに次々こだわった家具や備品が運ばれてきました。

開封とセッティングに大忙しです。。。


こだわり紹介の二つ目は処置室のベットです。
IMG_1670

フォンタナのアルベロというベットです。


全体に丸味を帯びていてとても優しい感じのベットで、低反発マットレスになっています。


主に、点滴や気分が悪くなってしまった時に使用することになると思いますので、苦痛を伴う点滴や処置をしなければいけない状態で、まずはベット自体に温かみを感じるようなものにしようと一生懸命悩み、考え決めました。

内覧会のときには是非横になってみて頂き、以前にご紹介した天井も合わせて見て下さい!!!


色にもこだわり、温かみを感じるバニラ色で、ベットの脚はだいたいアルミ製が多いですが木製にしました。

処置室全体が温かい雰囲気になるといいなぁと思っております。。。

いかにも病院のベット!という感じがしないようにと考えました。点滴や処置をしながらでも、少しでもリラックス出来、体を預けて休めて頂けたらなと思います。


いよクリニック引渡しの日になりました。
IMG_1675

着工してから形になるまで、今思うと長かったようであっという間でした。

打ち合わせでは何度も何度もサンプルを眺めながらあーでもないこーでもない・・・と言いながらメジャーを片手に考えてきました。

時には建築に関わってくださっているみなさんにも意見を聞いて、多数決をとったこともありました(笑)

本当にみなさん、ありがとうございました。

最終検査では、鬼姑のように内装の傷ひとつひとつをチェックし、一生懸命どこか悪いところはないかとあら探しをしているようで心苦しかったです・・・。


でも、最終的にちゃんと希望に応えていただき、感謝しています!!!

天龍建設さん!!

色々な人の細かい職人技にとても感動し、何度も見入ってしまいました。鉛筆を耳にかけている姿はよくテレビなどで見る姿で、ちょっと微笑ましく見ていました。

実は現場監督さんは偶然にも私と同い年でした。いつも忙しいなか笑顔ある現場の雰囲気を保ちつつ、一方できっちり期限内に工事が進んで来れたのは現場監督さんの人柄なのかなと思います。娘さんのお話をしたときの表情は仕事のときとはまた違う笑顔で、私と同じ娘を持つ男親の顔なんだなぁ・・・と思いました


そして、このクリニックが初設計だった中日設計の設計士さん。

雰囲気は非常に大人しそうで最初は少し頼りない感じでしたが、こちらの無理な注文にいつも素直に対応してもらいました。でも打ち合わせを重ねるごとに、ゆずらないところはゆずらない!という設計士魂が見え隠れして次第に頼もしく感じました。もっと最初からそうしてくれてもよかったのに・・・笑

厳しい事を注文したりしたこともありましたが、クリニックが完成したときに『僕もすごくうれしいです』という言葉が聞けたときは私も嬉しくなりました。

他にも色々な職種のみなさんのいじられキャラ???でたくさん笑わせて頂きましたが仕事では男気でワガママを聞いてくださった池田産業さん、細かい配線や電気設備の希望をきいて頂いたアキセントラルサービスさん、本当にありがとうございました!!!
IMG_1654
向かって右が私と同じ歳の頼もしい天龍建設の現場監督さん、真ん中が私、左が初々しい照れ屋な!?設計士さんです。

入園、入学、就職、または退職されて第2の人生!?という新しい門出を迎える時期になりました。


これまでのブログでも何度も書かせて頂きましたが、私の方針として患者さんの緊張感を少しでも軽く出来るような雰囲気にしたいと思って、これまでクリニックを作ってきました。今回は内装のこだわりの1つをご紹介したいと思います。


患者さんがクリニックに足を運ぶときには、何かしらの不安を抱えた状態だと思います。みなさんの不安に医療として応える以前に、クリニックに来て貰うだけで緊張がほぐれて相談しやすくなるような雰囲気に出来ないかと思っています。


そのひとつとしてこだわったのが、天井です。


普段、おそらく天井なんて気にされたことは無いんじゃないかと思います。でも、例えば診察室でベットに横になる機会があっととしたら・・・、点滴をする機会があったとしたら・・・、天井に目が向きますよね。

この例2つどちらにしてもとても緊張する状態なんじゃないかと思います。と考え付いたのが天井です。
IMG_1514
照明が入ると・・・
IMG_1512

こんな感じに見えます。

天井なんて覚えてなくてもいいんです、印象に残らなくてもいいんです・・・。

でも、もし天井に目を向ける機会があったときに、ちょっとでも


『おっっっっっ!』


と思ってもらえるだけで考えた甲斐が出ます。

今後はこれもまたこだわった椅子やベットなどが搬入されます。また追々ご紹介していきたいと思います。

ほ~っと思ってもらえたら幸いです(笑)


今日は台風並みの雨風で、春の嵐でしたね。道路に色んなものが飛ばされていて、運転が怖かったです。。。

桜の開花予想が、名古屋で4月7日と発表されました。

毎年必ず昼間の桜だけでなく夜桜も見に行きます。満開の桜を見て春を体で感じると、日常の何かせかせかとした気持ちを穏やかにさせてくれるような気がするのは私だけでしょうか・・・。


クリニックはほぼ完成に近づき、今日は設計士さんと建築会社さんの立会いのもと説明を受けながらの施主検査でした。

照明も入り、まず一言。


『うわぁ~~~!!!』


自分で自分のクリニックを褒めるもの恥ずかしいですが、感動しました。


体調に不安を抱えて来院される患者さんの気持ちを少しでも和らげて、相談しやすい雰囲気を・・・

とずっと考えてきました。


まず最初に、クリニックの印象を決める受付です。

受付はこだわったアーチです。小見山家具製作所の方が苦労して細かいところまで考えて作ってくださいました。
IMG_1589

まだ細かいところで完成ではありませんが、床のアーチの提案をしてくださった設計士さんに感謝です。


次は待合室です。

まだ椅子は入っていませんが、ガラス張りで、吹き抜けになっている開放感のある待合になりました。
IMG_1578

緊張感が和らぐような雰囲気にしたいと思って考えました。


次は処置室から待合室を見た廊下で、右側が診察室になります。
IMG5555
次は処置室です。採血や点滴、身体測定などで利用します。まだベットが入っていませんが、カーテンだけ・・・。
IMG_1592

全体的に白と茶色を基調としています。


事務さんや看護師さんが作業しやすいような高さに1センチ2センチと細かく考えていた家具が

実際の形になるのを見ていると、家具たちをヨシヨシしたくなりました(笑)



最後に外観です。防護ネットも少し外され、クリニックの全体が見えるようになりました!
IMG_1597

夕方の写真で、ちょっと暗いですが、こんな感じです。


設計士さんや、建築士さんたちから、『とてもよくなりましたね!』

と言われると、涙が出るほど嬉しい気持ちになります。


外溝、現医院の解体、駐車場の整備と、まだまだ完成!となるのは先になりますが、

ここまでこれたのは設計士・建築士さんはじめ本当にたくさんの方々のおかげです。

遅い時間まで色々な案を出しながら打ち合わせして、また寒い日も雨の日も頑張って今日の形にしてもらいました。

本当にありがとうございます。

あともう少しですがクリニック完成まで、宜しくお願いいたします!!!

先日、1年9ヶ月勤めた春日井市民病院の消化器科医長としての最後の日をむかえました。



今から思えば、豊川市民病院から研修医としてスタートし、社会保険中京病院、名古屋市立大学病院、名古屋市立城北病院(現西部医療センター)、そして春日井市民病院と、たくさんの病院を経験させて頂いて16年・・・。



勤務医として最後の一日はどれだけ感慨深いのだろう・・・と思っていましたが、結局外来、病棟の仕事、山積みの書類の整理、そして最終日まで検査検査検査・・・の一日で、寂しいとかいう思いはどこへやら、なんだかあっという間に終わってしまいました。


後日、盛大に送別会を開いて頂き、たくさんのお花と、送別のお品を頂きました!

ありがとうございました。



これまでたくさんのスタッフと仕事をし、たくさんの患者さんと出会い、技術面はもちろんのこと人間的にも医者として自分を成長させてもらいました。名古屋市立大学病院では一度研究の道にも進みましたが、やっぱり患者さんと接することが好きなんだなと改めて実感し、臨床の現場に戻りました。



たくさんの先生方に可愛がって頂き、そしてたくさんの後輩に厳しく指導してきましたが、これまでみなさん本当にお世話になりありがとうございました。



今後は開業医として、より患者さんに近い場所で今までの経験を生かすのはもちろんのこと、患者さんのさまざまなニーズに応えられるクリニックを創っていきたいと思っております。


これからも勉強を重ね、、頑張っていきたいと思いますので宜しく御願い致します。

このページのトップヘ